泌尿器科
部長 中野 路子
経歴
平成8年3月 福島県立医科大学卒業
国立金沢病院(現・金沢医療センター)スーパーローテート研修
福島県立医科大学附属病院
米沢市立病院
原町市立病院(現・南相馬市立病院)
資格
日本泌尿器科学会認定専門医・指導医
日本医師会認定産業医
医学博士
厚生労働省「がん治療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」平成26年6月1日終了
所属学会
日本泌尿器科学会
日本東洋医学会
診療方針
当院の泌尿器科は前立腺肥大症、尿路結石、尿失禁といった「おしっこの通り道」の病気を担当しており、一日あたり、30~50人くらいの患者さんが受診されています。
また、慢性腎不全で、血液透析や腹膜透析の治療を受けている透析患者さんも担当しています。周囲に透析施設がないため、県境を越えた茨城県久慈郡から通院されている方もいます。
血液透析のシャントトラブルに対しては、再建手術やPTA(経皮的血管拡張術)を行い、シャントが長く使える様に治療を行っています。
手術は月曜日の午後ですが、当院には麻酔科がないため、対応できない手術については郡山や水戸の専門病院へ、またESWL(体外衝撃波砕石術)は白河厚生総合病院へ紹介しています。
お知らせ
当院泌尿器科は、平成26年4月1日からは常勤医師1名の体制になりました。
これまでは福島県立医科大学からの非常勤医師の応援等で、何とか2名体制を堅持してきました。しかし、震災とその後の原発事故の影響等で、福島県内の医師不足は危機的状況です。なかでも、泌尿器科医は激減しており、非常勤医師の派遣が不可能となりました。
当科は東白川郡を中心とする、約70名の血液透析と腹膜透析の患者さまの治療も担当しています。特に血液透析は、日曜日以外の毎日(月・水・金曜日は夜間まで)治療を行っています。
盆も正月もない治療ですが、生命維持のためには欠かせません。
また、前立腺がんや膀胱がんなどの悪性腫瘍の治療、手術も行っています。ここ東白川郡には、当院にしか泌尿器科がないため、現在、多数の患者さんが通院されています。
従って、今後、常勤医師1名で泌尿器科の診療を継続させていくためには、業務を縮小せざるを得ません。
- 平成26年4月1日より、毎週水曜日、土曜日は完全休診となります。(「お薬のみ」の受付もありません)。
- 手術日の月曜日は、受付時間の締め切りが早まることがありますので、電話等で確認してください。
- 診療日である火曜日、木曜日、金曜日の待ち時間は、他科よりも長くなります。
- 入院患者さまの状態が急に悪化した場合は、外来診療が中断します。
大変申し訳ありませんが、この地域での診療を長く継続させていくために、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
平成26年9月1日