2015.08.28
塙厚生病院で地域医療の現場を福島医大生体験
県が主催する医学生を対象とした「地域医療体験研修」は8月24日~26日まで、塙、矢祭の両町や鮫川村等で行われ、医大生らが地域医療の現場を確かめ、東白川郡内の医療の現状に理解を深めた。
同研修には福島医大医学部の3年生男女15人が参加。2泊3日の日程で、当院、矢祭町の金沢医院を視察したほか、鮫川村で地区の高齢者と健康教室などを通じて触れ合った。
当院では参加者が院内を視察。佐川恵一院長ら、郡内の医師たちとの懇談会が開かれ、学生らが医師らから同地域が抱える医療面の具体的な課題や現状について聞き、意見を交わした。
また、当院佐川恵一院長と介護老人保健施設久慈の郷の星竹敏施設長が「地域医療の現状」と「多職種連携とは何か」と題して講和を行い、学生らは「先生方の話を聞いて地域医療には総合医療のスキルが必要と分かった。実際に体験しないと分からないことが多く、ためになった」と振り返った。